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「えがおねっと」は、宮城県登米市に設置された避難所に2次避難された被災女性の方々へ、女性視点で一人ひとりのニーズに合った支援を提供し、笑顔をお届けしたいという思いから、宮城県登米市男女共同参画条例策定委員有志の女性たちが立ち上げた任意団体です。
背景:
登米市は3月11日の東日本大震災で最大震度6強を観測し、住宅全壊184棟、半壊及び一部損壊3,749棟、道路や橋の深刻な損壊(2011年8月19日宮城県発表の登米市被害状況)に見舞われながら、市内12カ所に避難所を開設し、近隣の津波被害にあった市町村から避難者を受け入れ、一時は千人を超える被災者の方が生活していました。
4月末に登米市男女共同参画条例策定委員と登米市男女共同参画担当職員が登米市内の避難所にお見舞い訪問をした際に遭遇したのは、更衣室や授乳室がなく、日常使用している物であっても女性だけが使用する物資は届いていない状況、避難所の炊き出しに追われ、疲弊しながら我慢する声なき女性の姿でした。
女性の視点が抜け落ちた支援、みんなが我慢をしているからと声をあげられない状況、女性から要望が出ないからと女性に対する支援の必要性が認知されない悪循環を断ち切るべく、女性による女性のための支援が始まりました。
本年4月に施行された「だれもが活き生きと暮らせる登米市男女共同参画推進条例」策定に携わった委員が、災害時における男女共同参画に取り組み、実効性のある条例であることを証明すべくえがおねっとが結成されたのです。
これまで:
登米市の協力のもとで、避難所の中学生以上の被災女性全員を対象に5月に個別ニーズ調査を行いました。この調査データを基に6月から7月には、下着、衛生品、裁縫箱、化粧品などを中心に一人ひとりのニーズやサイズにあった物資の提供を企業などに呼びかけ、ご提供いただいた物資を個人別に仕分けし、避難所の被災された女性お一人おひとりにお届けしました。また、女性たちが語り合える場所、ほっとできる場所としてフェイスマッサージ、ハンドマッサージ、ヘアカットなどの癒しの場も提供してきました。
これから:
9月以降には仮設住宅に移った女性全員を対象に自分の好みに合った口紅の色を選んでもらう「うきうき・わくわく・リッププロジェクト」を行う予定です。
このプロジェクトは、立教大学萩原なつ子教授の「自分の好きな口紅の色を身にまとい女性が外に一歩踏み出す気持ちを持っていただきたい」という趣旨に賛同してくださった、資生堂アメニティの協力と萩原教授のご友人の協力で集められた資金を「えがおねっと」にご提供いただき実施するものです。
「えがおねっと」では希望する色の口紅を被災女性に提供するとともに、
①仮設住宅での生活不安や要望、現状調査も同時に行い、個人情報に配慮しつつ、これまでの物資支援とは異なるこれからの支援に必要な情報を、他の信頼できる支援団体にも共有し連携を取っていくこと。
②仮設の女性たちに提供する口紅を、被災されたお店から調達し経済再建支援を行うこと。
を合わせて実施することにいたしました。
「リッププロジェクト」は、仮設住宅での生活を始める女性たちの前向きな気持ちを後押し、新しいコミュニティ形成に女性の視点が配慮されるよう支援団体をつなぎ、被災地の経済にインパクトをもたらすプロジェクトとして展開してまいりたいと考えております。
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二代目 江戸家小猫(えどや こねこ)
マークと文字は二代目江戸家小猫さんに作成していただきました。
マークは、会員6人が心をひとつにして、被災者の方がえがおになるよう、心に咲く花をイメージしています。



